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第43回伊方原発再稼働を止めよう!報告

第43回伊方原発再稼働を止めよう!

昨日5月17日(土)第43回 広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。
4名が参加しました。
チラシは、次をご覧ください。
 ↓
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140518.pdf

今回のチラシのトピック
1 2014年3月14日未明に発生した伊予灘地震
2 伊方原発は100万都市広島市民の最大のリスク
3 もし伊方原発で苛酷事故が起きたら、広島市は4mSv の被曝線量、「一時移転」の対象区域
4 広島市議会に伊方原発再稼動反対決議を請願
5 「広島市議会反対決議」の政治的意味と実効性
6 伊方原発問題:広島市当局はひたすら国を”信頼”(3月の市議会予算特別委員会での田尾健一議員の質問と市当局の回答、新エネルギー基本計画の内容を紹介しています)

スピーチした内容は、次のようなものです。

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広島市から一番近い原子力発電所は、広島市から約100キロの四国の愛媛にある伊方原子力発電所です。
瀬戸内海に向かって建っています。
伊方原子力発電所は今止まっていますが、再稼動の準備が進められれています。

原子力規制委員会が行った事故が起こった際の放射能拡散シミュレーションと、「原子力災害対策指針」の避難基準を照らし合わせると、伊方原発で福島並みの事故が起こった場合、広島市は「一時移転」=「避難」の対象区域となります。

福島原発事故以後、日本の原発は「苛酷事故を起こす」ことが前提となっています。
その上で伊方原発の再稼動を黙って認めるということは、「もし伊方原発で過酷事故が起こったら、広島で築き上げていたものすべてを捨てて避難してもかまわない」と言っていることと同じです。

黙っていると、「賛成している」ということになってしまいます。
伊方原発再稼動に「賛成」という方は、そのままでかまわないでしょう。
伊方原発によって広島で築き上げていたものすべてを捨ててしまうことはいやだという人は、その意志表示をしてください。

昨年9月、広島市議会に伊方原発再稼動反対決議を求める請願を提出しました。
ぜひその請願人に加わってください。

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今年3月、請願紹介議員である田尾健一議員が「原発ゼロ社会実現に向けて、広島市が積極的な提言をすべきだと考えるが、市長の考えを聞きたい」という質問を市議会で行いました。
これに対して、広島市当局は、「エネルギー政策は国が決定すべきもの。国の議論の動向を注視したい」と答えました。

田尾議員の「伊方原発で事故が起こった場合、被害を受けることが予想されることを踏まえて、広島市も備えておく必要があるのではないか」という質問に、市当局は、「原子力規制委員会が議論を進めるものと考えている」と答えました。

つまり、広島市当局には、原子力災害から市民を守るために主体的に動くつもりはまったく無いということでした。

ところが、先月閣議決定されたエネルギー基本計画では、「国は前面に立って原発再稼働を進めていくが、原子力災害対策は地方自治体の責任」ということになっています。

伊方原発で苛酷事故起こった場合の原子力災害対策の責任は広島市にあるわけですが、その場合広島市は、寝たきりの人や病気療養中の人を含む100万市民を、どうやって、被曝させることなく安全に避難させるのでしょうか?
沿岸自治体が軒並み広島市よりもひどい放射能汚染となる中、広島市民が逃げるところはないと思います。

原子力災害から市民を守るためにできることがあるとすれば、それはせめて、伊方原発の運転再開をさせないことだと考えますが、皆様はどのようにお考えになりますか?

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次回 第44回のウォークは、

5月31日(土) 15:00~16:00
元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース

という予定です。
よろしかったらご参加ください!


広島市民の生存権を守るために伊方原発再稼働に反対する1万人委員会
http://hiroshima-net.org/yui/1man/