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広島市議会 請願採択動議

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みなさま

本日12月16日、広島市議会経済観光環境委員会において、
請願「四国電力伊方原発3号機再稼働に反対する広島市議会決議を求めることについて」(受理番号36)について、
紹介議員の月村俊雄さんが採決動議を上げてくれました。

経済観光環境委員会は、本日午前10時より、広島市議会議会棟3階の会場で開かれました。

付託請願の一覧表が資料として配られましたが、36番「四国電力伊方原発3号機再稼働に反対する広島市議会決議を求めることについて」については、追加署名が提出されたこと、紹介議員が3名増えたことの報告が、議会事務局からありました。

そして、月村俊雄さんが発言を求められ、この請願について採決の動議が出されました。

委員長(竹田康律さん)・副委員長(山路英男さん)を除き、
採決を行うことについて賛成の挙手をした人が1名(月村俊雄さん)、
反対の挙手をした人が5名(宮崎誠克さん、豊島岩白さん、安達千代美さん、佐々木壽吉さん、酒入忠昭さん)、
挙手をしなかった人が1名(熊本憲三さん)。
つまり月村議員の採決を求める動議自体が否決されたことになります。
従って、採決は行わず、竹田委員長が「採決動議は否決されました。よって本案件は閉会中継続審査といたします。」と宣言し、「閉会中継続審査」ということになりました。

少々ややこしいのですが、まず常任委員会で本案件を採択、否決の前に動議そのものが取り上げられなかったということです。
本来私たちが描く道筋は、常任委員会採択、本会議送付、本会議採択ですが、まだまだ道は険しいようです。
ただし、議会事務局に長く勤める人に聞いてみますと、「閉会中継続審査」案件に関して委員会採択を求める動議が出されること自体、非常に珍しいことなのだそうです。
私たちの意向を汲んで、動議を提出していただいた月村議員には、感謝申し上げます。
また、動議を採択するかどうかは委員長職権に属するのだそうで、否決されたものの、月村議員の動議を採択にかけた竹田委員長にも、その労を多とする次第です。

これで「一事不再理」の原則が働きますので、来年広島市議会が解散となるまで私たちの提出案件は「閉会中継続審査」という名のたなざらしにあう事になりますが、来年統一地方選挙で現広島市議会が解散となり、新しい市議会が招集されると同時にまた同種の請願を出そうと今から準備をしております。

広島市議会が伊方原発再稼働反対決議を採択することの意義と影響は極めて大きく、それだけに、自民党会派(広島市議会自民党、自民党・保守クラブ)の抵抗は大きく、私たちもこれから本格的に議会ロビー活動と、議員説得に力を入れていくつもりです。

それ以前に来年の統一地方選挙では必ず原発問題に深い理解を持ち、広島市民の生存権を守る立場から、伊方原発を再稼働させてはならないと考える広島市議会議員を一人でも多く送り込むことが必要です。

以上取り急ぎご報告いたします。