8月24日(日)の第7回総会の報告です。
時間:13:00~16:00
会場:広島市中央公民館 研修室3
参加者:網野 一ノ瀬 青梅 佐藤 重広 哲野 堀江 原田
司会:堀江さん
◆次回(第8回)総会
9月21日(日)15:00~18:00 広島市中央公民館 大集会室1 です。
◆報告
1.請願署名 各自の活動
・哲野さん 水道労組訪問 組合ニュースに掲載、署名用紙も組合で印刷ということに(→7/12哲野さんメール)
・8/23のデモのときに名古屋の方が署名
・佐藤さん 「婦人の友」の会の方に呼びかけ
・一ノ瀬さん かかりつけのお医者さんその他に呼びかけ
2.米・反原発市民運動家来日について
・直前になっても日程が決定できない状況なので、広島への受け入れは無理だと判断した。
〈今後の活動について〉
3.9月の本通りデモ
・9/13、9/27の15:00~16:00に行う。
・9/13は、終了後16:30~17:10街頭宣伝。
・スピーチは、いろんな個性の人が入れ替わり立ち代わり行うのがいい。8/23はそのような形になった。この日は、チラシを受け取る人の層に特に偏りがなかった。
・佐藤さんより、朝日新聞掲載(7月)の投書紹介。若い人の「政治参加」についての意識を知る参考に。
「意識はあっても、人目につくところでチラシを受け取ったりするのは抵抗がある」。
4.伊方原発の認知度についての街頭アンケート
・9/27の16:30~本通りの前回と同じ場所で行う。スピーカーはアーケードの中に向けない。
5.請願行動進捗報告No4の送付
・請願署名を郵送してくださった方約100件へ。
・市議会の各会派へ持参。
・市の二つの労働組合へ持参or郵送。
・水道労組へ持参。
6.署名用紙作成と地道な署名集め
・A4裏表一色刷り(白黒)で見積もりを取る。5000枚~10000枚のオーダーで。(網野さん)
7.広島市議会議員へのアンケート
・来年の統一地方選挙に向けてのプレッシャーに。
・広島市民の投票行動の参考に。
→原発問題を地方選挙の争点とすることを狙う。
・10月までには設問を考える。→次回来月の総会の議題に。各自、質問案を持ち寄る。
・県議にも同様のアンケートを。
〈学習・情報交換〉
9.ABCC(原爆傷害調査委員会)のLSS(Life Span Study)について
・2014年8月17日の産経新聞、朝日新聞などに、「放射線についての正しい知識を」という政府広報(復興庁・内閣官房・外務省・環境省)が、全面広告で掲載される。(→8/17堀江さんメール)
「国際機関によって設定された科学的な基準にもとづく行動をとってほしい」 レティ・キース・チェム氏 IAEA保健部長
「放射線いついて慎重になりすぎることで生活習慣を悪化させ発がんリスクを高めている」 中川恵一氏 東大附属病院放射線科準教授
→放射線の影響を過小評価している、啓発活動が必要、という堀江さんの提起
→中川氏、チェム氏とも「広島・長崎原爆被爆者生存者調査」(LSS)を、「科学的」とする根拠にあげている(→8/17哲野さんメール)
ということから、この日の学習・情報交換のテーマに。
・LSS(Life Span Study)とは?
1950年1月時点で生存していた広島・長崎の被爆者約13万人の生涯調査
被爆による健康影響を調査する
白血病・ガンを対象とする
1962年に第1報を出し、2012年4月に第14報を出している
・LSSの疫学調査としての不備
①「被爆者(研究集団)」約10万人と比較するための「対照集団」となったのは、広島市の約3万人だった→「対照集団」もまた被曝している
②1950年までに亡くなった人は、調査の対象になっていない
③白血病とガンしか調べていない。(他の疾病は一切無視)
・LSSは、どういう種類の被曝の影響を調査の対象にしているのか
原爆による被曝
①直接一次放射線被曝(外部被曝)
②残留放射線被曝(外部被曝・内部被曝)
③誘導放射線被曝(外部被曝)
④放射性降下物被曝(主に内部被曝)
→LSSが対象としているのは①のみ(→現在も厚生労働省は①の被曝しか認めていない)
☆LSSとは、高線量外部被曝によるガン・白血病の調査です。
・広島・長崎の被爆者の被曝線量はどうやって割り出したのか?
1962年~1964年にネバダの砂漠で行われた「ICHIBAN PROJECT」によって「DOSIMESTRY SYSTEM」(線量推計体系)を作った…T65D
→1970年代、マンキューソという研究者が、プルトニウム原爆を製造していたハンフォード工場労働者の内部被曝による影響を明らかにする。→T65Dと全く矛盾
→DS86・DS02という新たな線量推計体系に修正する(ツジツマが合わなくなると、事実を変える)
・ABCC(原爆傷害調査委員会)の調査の目的は?
①将来の核戦争における兵士・市民の防護策策定のためのデータ収集
②核開発(核兵器・平和利用)を進めるために、内部被曝を過小評価するためのデータ作り
報告 原田二三子