▼9月28日配布
伊方原発再稼働の反対決議を求める市民請願と署名活動 経過と報告
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20130928.pdf
みなさま
伊方原発再稼働反対の本通りウォークについて、しばらくご報告を怠ってしまい、申し訳ございません。
7月27日(土)(第24回)から、ウォークの中で、
広島市議会に伊方原発3号機再稼働反対の議会決議を求める請願署名の呼びかけも始めました。
8月10日(土)(第25回)、
8月24日(土)(第26回)、
9月7日(土)(第27回)、
9月28日(土)(第28回)は、
裏面を資料として見ることもできる請願署名用紙を配布しながら、ウォークを行いました。
いずれも、午後3時~4時、元安橋東詰を出発、本通り、金座街と歩いて折り返すコースです。
◇8月10日(土)(第25回)は、いつもの3人に加えて、
「結・広島」のHPを見て参加くださったと思われる方が1人、
後半参加してくださった方が1人、5人でのウォークとなりました。
◇8月24日(土)(第26回)は、雨模様でしたが、
お忙しい合間をぬってはじめて参加くださった方がパワフルに請願署名用紙を配ってくださり、
途中で慌てて追加したりしながら、約80枚を配布しました。
街の反応が非常に感じられました。
◇9月7日(土)(第27回)は、請願署名用紙に加えて、新しく施行された
「原子力災害対策指針」がチェルノブイリ、フクシマを上回る被曝強制であることを示したA4の資料を、
一緒に配布しました。
↓
第26回2013.9.7参考チラシ
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20130907.pdf
非常に関心が向けられていると感じました。
8月10日(土)にも参加されたNさんが、この回は、スピーチも少し行われました。
◇昨日、9月28日(土)(第28回)は、6人で歩きました。
請願と署名活動の経過と報告を書いたA4の資料を、一緒に配布しました。
↓
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20130928.pdf
みんながかわるがわるスピーチを行いながら歩きましたが、
じゃけぇさんとNさんのスピーチを次に貼り付けます。
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ご通行中の皆様、商店街の皆様、お騒がせしております。
月2回の伊方原子力発電所再稼働反対のデモを行っております。
原発に反対したい一心でそれぞれ個人が集まり、
皆さんに知っていただきたいことをスピーチしております。
毎回、チラシをお作りして、お配りしております。
原発問題について考える際に、ぜひ参考にしてみてください。
日本の原子力発電所は、事故を起こさないことが前提で稼働してきましたが、
福島第一原発で苛酷事故は起こってしまいました。
それからの日本の原子力発電所は、苛酷事故が起こる可能性があることが前提で再稼働されます。
広島から一番近い、四国にある愛媛の伊方原子力発電所は、
今止まっている原発の中で、再稼働最有力候補となっております。
もし、私たちの住む広島から一番近い伊方原子力発電所で、
福島で起こったような苛酷事故が起これば、
私たちは広島に住めなくなってしまいます。
伊方原子力発電所再稼働を容認することは、
広島から一番近い伊方原発で事故が起こってもかまわない、
事故が起こったら広島で築き上げてきたものすべてを捨てて
避難してもかまわないと言っているのと同じです。
広島市議会に、伊方原子力発電所再稼働反対の決議を求める請願を、今月17日に提出しました。
26日に、請願の審査が行われました。
請願者が、「伊方原発再稼働の問題は、広島市民の生存権・生活権の問題であり、
広島市議会の役目は、広島市民の生命・健康・財産を守ることである」と訴えたのに対し、
広島市当局は、「伊方原発再稼働は、エネルギー問題であり、
これから国がエネルギー政策を見直していく中で原発再稼働の問題を考える」と対応しました。
これは、請願の内容とポイントがずれています。
原発事故の不安を訴えているのに対し、その不安への考慮がまったくありません。
生存権・生活権の問題であると訴えているのに対し、
原発問題はエネルギー問題であると広島市当局は答えました。
伊方原発再稼働反対の決議をあげてもらうまで、
私たちは反対決議を求める請願を継続していきます。
現在この誓願にご賛同いただける方は、1541名となっています。
ご署名は、この活動を継続している間、ずっと受け付けております。
伊方原子力発電所再稼働反対に賛同いただける方は、ぜひご署名のご協力をお願いいたします。
今日お配りしているチラシと一緒に署名用紙もお配りしております。
ぜひお手にとってご覧になってください。
日本の電力は足りています。
今年の猛暑の中で、節電警告は一回も出ておりません。
去年よりはるかに暑く、長い夏でした。しかし、節電の警告は出ませんでした。
なぜかというと、去年までの電力不足は、嘘だったからです。
将来の電力確保のために原発を再開したい、
新エネルギーはまだ先のことだ、と言われていますが、
現に、日本の三菱重工は、従来、天然エネルギーからの電力交換率が40%だったものが61%に、
技術革新で向上させました。
また、アメリカのGEは、40%から62%に電力交換率を高めました。
ちなみに、原子力発電で出す熱は、33%しか電力に交換されていません。
余った使いきれない熱で7℃高くした排水を、海に垂れ流しています。
GEは、従来の40%から62%に電力交換率を改善した発電所を、
世界で3,900基建設して、しかも東芝と組んで日本へ売り込みを図っています。
すなわち、もう、原子力発電を再開する必要はまったくありません。
火力発電の技術革新はそこまで進んでおります。
しかし、電力会社は、政治勢力と組んで、原発を再開したいがために、
このような事実を極力隠そうとしています。
これは、反原発団体だけではなく、日本の三菱重工、世界のGEが、
すでに、原子力発電から軸足を火力発電に変えたほうが、企業の倫理からして得だと見極めたわけです。
よって、ほんとうはもう、原子力発電というのは時代遅れです。
天然ガスの電力交換率を40%から62%に高めるということは、
電力の発電コストを3分の1下げる、
また、二酸化炭素の排出量を3分の1減らすということです。
従来、火力発電は二酸化炭素を出すし、燃費が高いから非効率であると言われてきたことを、
今のGEと三菱重工は完全に解消しています。
「とにかく原発を使いたい」という日本の旧勢力の力が、そういう日本の進歩を妨げています。
原子力発電は、危ないだけでなく、必要ありません。
脱原子力は、日本の国民の生活を改善し、将来産業力を高めるものです。
原発を使いたい勢力は、今度は、電力料金を値上げするという手段に出てきました。
しかしこれも、値上げの必要はありません。
原発を再開するよりも、新しく改善された火力発電を用いたほうが、
将来的にも有利であるということが、はっきりと証明されております。
ただ報道機関や政府や電力会社は、これを極力隠そうとしているだけです。
現状で、電力は足りています。
将来に向けても、自然エネルギーにつなげるということで、火力発電も十分に改善されております。
したがって、まったく原発再開の必要性はありません。
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たとえ原発がなくては電力供給がきびしいという状況があったとしても、
住民の生存権を侵す原発再稼働は容認できない、と考えます。
しかし、原発がなくては電力供給がきびしいという状況自体も、無いということです。
原田