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第43回伊方原発再稼働を止めよう!報告

第43回伊方原発再稼働を止めよう!

昨日5月17日(土)第43回 広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。
4名が参加しました。
チラシは、次をご覧ください。
 ↓
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140518.pdf

今回のチラシのトピック
1 2014年3月14日未明に発生した伊予灘地震
2 伊方原発は100万都市広島市民の最大のリスク
3 もし伊方原発で苛酷事故が起きたら、広島市は4mSv の被曝線量、「一時移転」の対象区域
4 広島市議会に伊方原発再稼動反対決議を請願
5 「広島市議会反対決議」の政治的意味と実効性
6 伊方原発問題:広島市当局はひたすら国を”信頼”(3月の市議会予算特別委員会での田尾健一議員の質問と市当局の回答、新エネルギー基本計画の内容を紹介しています)

スピーチした内容は、次のようなものです。

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広島市から一番近い原子力発電所は、広島市から約100キロの四国の愛媛にある伊方原子力発電所です。
瀬戸内海に向かって建っています。
伊方原子力発電所は今止まっていますが、再稼動の準備が進められれています。

原子力規制委員会が行った事故が起こった際の放射能拡散シミュレーションと、「原子力災害対策指針」の避難基準を照らし合わせると、伊方原発で福島並みの事故が起こった場合、広島市は「一時移転」=「避難」の対象区域となります。

福島原発事故以後、日本の原発は「苛酷事故を起こす」ことが前提となっています。
その上で伊方原発の再稼動を黙って認めるということは、「もし伊方原発で過酷事故が起こったら、広島で築き上げていたものすべてを捨てて避難してもかまわない」と言っていることと同じです。

黙っていると、「賛成している」ということになってしまいます。
伊方原発再稼動に「賛成」という方は、そのままでかまわないでしょう。
伊方原発によって広島で築き上げていたものすべてを捨ててしまうことはいやだという人は、その意志表示をしてください。

昨年9月、広島市議会に伊方原発再稼動反対決議を求める請願を提出しました。
ぜひその請願人に加わってください。

==

今年3月、請願紹介議員である田尾健一議員が「原発ゼロ社会実現に向けて、広島市が積極的な提言をすべきだと考えるが、市長の考えを聞きたい」という質問を市議会で行いました。
これに対して、広島市当局は、「エネルギー政策は国が決定すべきもの。国の議論の動向を注視したい」と答えました。

田尾議員の「伊方原発で事故が起こった場合、被害を受けることが予想されることを踏まえて、広島市も備えておく必要があるのではないか」という質問に、市当局は、「原子力規制委員会が議論を進めるものと考えている」と答えました。

つまり、広島市当局には、原子力災害から市民を守るために主体的に動くつもりはまったく無いということでした。

ところが、先月閣議決定されたエネルギー基本計画では、「国は前面に立って原発再稼働を進めていくが、原子力災害対策は地方自治体の責任」ということになっています。

伊方原発で苛酷事故起こった場合の原子力災害対策の責任は広島市にあるわけですが、その場合広島市は、寝たきりの人や病気療養中の人を含む100万市民を、どうやって、被曝させることなく安全に避難させるのでしょうか?
沿岸自治体が軒並み広島市よりもひどい放射能汚染となる中、広島市民が逃げるところはないと思います。

原子力災害から市民を守るためにできることがあるとすれば、それはせめて、伊方原発の運転再開をさせないことだと考えますが、皆様はどのようにお考えになりますか?

==

次回 第44回のウォークは、

5月31日(土) 15:00~16:00
元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース

という予定です。
よろしかったらご参加ください!


広島市民の生存権を守るために伊方原発再稼働に反対する1万人委員会
http://hiroshima-net.org/yui/1man/

第43回伊方原発再稼働を止めよう! 5月17日

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第43回伊方原発再稼働を止めよう!5月17日
日時:5月17日(土曜日)15:00~16:00
場所:元安橋東詰め出発
   本通り・金座街往復

▼配布チラシ
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140518.pdf

第42回伊方原発再稼働を止めよう! 4月26日報告

みなさま

4月26日(土)チェルノブイリ・デー
第42回 広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース
伊方原発再稼働反対ウォークの報告をさせていただきます。

▼第42回チラシ
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140426.pdf

この日は、7名が参加しました。
参加者のスピーチの中から、一部をご紹介します。

◆重広さん

皆さん今日は何の日かご存じでしょうか?
ちょうど28年前、チェルノブイリ原発事故が起こった日です。
チェルノブイリ事故から28年経ちましたが、チェルノブイリ原発から30キロ圏内はいまだに人が入ることができない地域になっています。

28年も経ちましたが、健康被害は年々深刻になっていっています。
ウクライナ政府は被曝対策を行ってやっと人口減少に歯止めがかかっています。
医療費が財政を圧迫しています。

チェルノブイリ事故はほぼ収束していますが、福島第一原発事故はいまだに収束していません。
福島第一原発事故は、収束するめどすら、3年経ってもいまだに立っていません。
今もなお放射性物質は放出され続けています。
そして事故が収束していない中で、今日本の原発はすべて止まっていますが、再稼動が進められています。

皆さん、広島市から一番近い原子力発電所は、どこにある原子力発電所か、ご存じでしょうか?
広島市から約100キロの位置にある、四国の愛媛にある伊方原子力発電所が、広島から最も近い原発です。
瀬戸内海に向かって建っています。
風の流れも潮の流れも広島市に向かって流れています。

伊方原発で、もし福島第一原発並みの苛酷事故が起これば、広島市内は、一時移転対象区域となります。
伊方原発は今止まっていますが、再稼動が進められています。
再稼動のための新しい規制基準は、原発は事故を起こすもの、ということが前提で作られた基準です。
新しい規制基準に適合しているからといって、決して事故を起こさない安全な原発ではありません。
事故を起こす可能性を持ったまま再稼動が行われます。
事故が起これば、私たちは広島市に住めなくなってしまいます。
事故が起こった際の放射能拡散シミュレーションと避難基準を照らし合わせれば、伊方原発で事故が起これば、広島市内は一時移転対象区域となります。
一時移転とありますが、避難すれば、私たちは広島市には帰って来れなくなります。
それほどの放射能汚染区域となります。

事故を起こす可能性があるのなら、再稼動しないでくださいというのが、私たちの訴えです。

去年の9月に広島市議会に伊方原子力発電所再稼動反対の決議を求める請願を提出しました。
広島市は、広島市民を守るために、伊方原発の再稼動に反対するという意志表示をしてくださいという内容のお願いです。
広島市は、原発の再稼動問題はエネルギー問題であり、エネルギー問題は国の管轄であり、伊方原発の再稼動に関しては国の指針に従うという見解を示しました。
国が伊方原子力発電所の再稼動を進めると言うのなら、それに従うという見解です。

伊方原子力発電所再稼動反対の決議を求める請願の共同請願人を募っています。
現在、2170人の人が共同請願人になってくれました。
署名することで、共同請願人となることができます。

伊方原子力発電所再稼動反対の決議を求める請願の共同請願人となってくださる方がいらっしゃいましたら、署名のご協力をよろしくお願いいたします。

◆ツナさん

皆さん、楽しい週末の昼下がりを、ぶしつけなデモ隊が通ります。
大変恐縮でございますが、我々の生存権―当たり前のようにここで生きていく権利の大きな問題ですので、どうぞご理解いただき、ぜひ耳を傾けていただきたいと思います。

本日4月26日は、チェルノブイリ原子力発電所が爆発事故を起こしてから、ちょうど28年目になります。

私たちの国では、3年前の3月11日に、大きな地震を引き金に、福島第一原子力発電所が事故を起こし、大量の放射性物質が、空気中に放出されてしまいました。

その福島の放射能汚染地域ですが、よく、原爆で焼け野原になってしまった広島も復興したんだから、福島も復興するはずだと言われます。
では、なぜ、同じ原発事故が起きたチェルノブイリが復興したから、福島も復興するはずだとは言わないんでしょうか?
答えは、チェルノブイリは復興していないからです。

それは、決して、復興するお金がないからでも、チェルノブイリの事故が福島第一の事故よりも大きかったからというわけでもありません。
チェルノブイリ原子力発電所から半径30kmは、24年間、立ち入り禁止でした。
ウクライナ政府の許可なく立ち入ることはできません。
今でも、居住地域として町が再生しているわけではありません。
そこは人間が日常生活を営むには、あまりにも苛酷な量の放射線があるからです。
原爆には、ご存じのとおり、何千度という熱と、建物などを一瞬で吹き飛ばす風があります。
原発事故には、私たちの直接の被害の中には、それはありません。
両者に共通するのは、放射能、ただその一点のみです。

しかし、広島の放射能は、1945年の9月に、枕崎台風で吹き飛ばされてしまうくらいのものでした。
もちろんそれでも、私たちは原爆ぶらぶら病、白内障、白血病、癌、多くの原爆症に苦しんできました。
今でもそうです。

それが、原発事故では100倍、1000倍、10000倍、そんな単位で放射能の量が違うんです。
福島はたまにテレビでも放映されますが、いまだに3年前に地震で崩れかけた家屋が、傾いたまま残っていたりします。
亀裂の入った道路、信号の消えた交差点、建物はそのまま、野生化した犬たちが歩く町並み、広島の焼け野原とはえらい違いです。

広島と福島を重ね合わせる幻想にだまされないでください。
原発苛酷事故に復興はありえません。

では、福島はどうなってしまうのか。
チェルノブイリでは、世代を越えて、健康障害が起きています。
放射能の被害が世代を越えるということは、聞いたことがあると思います。
現に広島でも、被爆者二世の健康診断は実施されています。
しかし実際にどの程度その被害が出ているのかは、広島からは、決してわかりません。

チェルノブイリでは、1992年以降、被曝した両親から生まれた子どもの慢性疾患の割合が、2008年では、約80%になっています。
私たちひとりひとりに未来を守る責任があるのなら、放射能問題は、真っ先に考え、取り組まなければならない問題だということが、これでよくわかります。

そしてもちろん、今現在生きている私たちがどうなるのかというのも重要なことです。
2010年のウクライナの死因別割合というものがあります。
1位は心筋梗塞や狭心症などの、いわゆる冠動脈性心疾患と呼ばれるものです。
かなりくだけた言い方をしたら、心臓麻痺と言うと、実感が湧いていただけるでしょうか。
これが、死因の49.36%、ほぼ2人に1人の亡くなられた方が、心臓の異常で亡くなられています。

どう考えても、これはおかしいです。

ちなみに日本では、同じく2010年の死因別割合、これは福島第一が起こる前ですね、厚生労働省によると、1位は癌、29.5%、2位が心疾患、15.8%です。
ここには33.5%以上の差。
これを、国の違い、地域の違い、生活様式の違いだけで語れるでしょうか?
そこには確実に放射性物質、特にここではセシウム137の影響が出ているものと思われます。
「影響が出ている」というのは、それが原因で死んでいるということです。

ウクライナの総人口が最も多かったのは、チェルノブイリ事故の7年後、ソ連崩壊を経ての、独立から2年後の1993年でした。
この年、5218万人、このときはすでに出生数の低下が見えていましたが、死亡の増加はまだ顕著ではありませんでした。
事故後7年間、死者はまだ強烈には増えていなかったんです。

この死亡の増加が、1993年から始まります。
すでに出生数の低下を見せていたので、死亡数の激増と合わせて、ウクライナの総人口は、激減します。
1951年以来、一度も人口減少を見せたことがなかったウクライナが、1993年から2010年までの間に、約650万人、人口が減少します。
チェルノブイリ事故20年間で、ウクライナは人口の12.1%を失ったんです。
もちろんこれはたあの統計学上の数字です。
私たちは、統計学上には上らない、ひとりひとりの人生を生きています。
原発事故は、それを失わせるのです。

ではどうしたらいいか。

ウクライナの人口推移から、もう一つ見えてくるものがあります。
ウクライナは、1997年6月、根本的な食品の放射能汚染への制限を設けています。
具体的には、飲料水を1リットルあたり2ベクレル、乳児用食品に1kgあたり40ベクレルなどです。
人口減には歯止めがかかっていません。
減少には歯止めがかかっていませんが、出生数は、2003年には、わずかではありますが上昇に転じています。
死亡数も、2010年には、はじめて70万人を割るようになってきています。

つまり、放射能汚染されていない食品を確保し、それらを摂取することが、悲劇を最小限に食い止める方法の一つだと言うことができます。

そして、そのように当たり前に生きることを脅かす原子力発電所は、閉鎖し、廃炉にしなければなりません。
私たちの住むここ、広島市から100kmのところに、四国電力の伊方原発という原子力発電所があります。

これは、私たちに最も近いところにある原子力発電所です。
私たちは、これをやめない限り、常に、加害者の立場にもなります。
私たちには、これをやめてくれという意志表示をする責任があります。

ただいま伊方原発廃炉の請願書を集めています。
署名を集めています。
あなたがウクライナの放射能による人口減少を他人事と思えないなら、あるいは、これを他山の石としてでも、自分たちの当たり前に生きる権利を守らなければならないと思うなら、
ぜひ、伊方原発廃炉の、再稼動反対の請願署名、ご協力よろしくお願いします。

◆大歳さん

ほんとうに、苛酷事故というものが起こりうるのか?
苛酷事故は起こりうるものです。
南海トラフ大地震というものが来れば、大地震だけでなく、津波に襲われる可能性もあります。
実際に200年前の江戸時代には、南海トラフが動いて、大地震が起きました。
そして瀬戸内海でも、津波が起きてます。
伊予市であるとか、広島市でも、津波の被害に遭っています。
広島市の己斐あたりというのは、昔は埋め立てがなかったので、浜辺だったそうです。
南海トラフで江戸時代に大地震が起きたとき、津波にさらわれて、己斐の浜辺にあった漁船は、ほとんど流されてしまった。
その津波の後に、生存された方々は、家を山の高い所に移しています。
こういった記憶が残っているそうです。

瀬戸内海でも、津波というのは起こりうる。
伊方原発も、津波に襲われる可能性は十分にあるということです。
伊方原発は、通常運転でも、大量のトリチウムという危険な物質を排出します。
このような危険な原発を再稼動させてはいけません。

皆さんの中には、こう思っている方、いらっしゃるんじゃないですかね。
「原発はいやだけど、電気代が高くなるのもちょっと困るよ」と。
こうした意見は当然あると思います。

新聞なんかを読んでいますと、「原発を止めて、火力だけに頼っていると、電力会社が電気代を値上げしなくてはいけなくなる」と、新聞社はどこも書いていますが、電気代が上げられてしまうというのは、これはトリックがあります。

私たちは、世界一高いと言われている電気料金を支払い続けてきました。
これを可能にしたのは、「総括原価方式」というぼったくりシステムです。
この「総括原価方式」というのは、どれだけ電力にコストをかけても、これを電気料金に反映させることができる、大雑把に言えばこういうしくみです。

だから、原発を何基も作ろうが、石炭や石油、天然ガスを割高に購入しようが、電力会社は儲け続けることができます。
負担させられているのは私たちです。
だから、原発を止められると電気料金が高くなるというのは、これはトリックがあるとお考えください。
実際には火力発電というのはとても技術革新が進んで、低コストな発電方法になっています。
皆さんどうか騙されずに、原発なしでも電気は足りる、原発には私たちの生存権を奪う恐ろしい力がある、放射能というやっかいな物質を出し続けるという致命的なデメリットがあるということを、どうか頭に入れておいてほしいと思います。

今私たちは、伊方原発の再稼動に対して反対の請願書を広島市議会に提出しています。
ご協力をお願いしたいと思います。

====

「広島市議会に伊方原発3号機再稼動反対決議を求める」請願活動は、現在も継続中です。
現在、広島市在住の方の請願署名数は、2170筆です。
広島市在住の皆様、ぜひご共同請願人になってください!


広島市民の生存権を守るために伊方原発再稼働に反対する1万人委員会
http://hiroshima-net.org/yui/1man/

第41回伊方原発再稼働を止めよう! 4月12日報告

みなさま

月が変わってしまいましたが、4月12日(土)第41回 広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告をさせていただきます。

この日は、5名が参加しました。
この回のチラシは、次をご覧ください。
 ↓
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140412.pdf

~伊方原発再稼動は100万都市広島の最大のリスク~

参加者のスピーチから

◇福島原発の危機が増大する中で◇

今、日本は危機的な状態にあります。
2011年3月11日の事故のとき、当時の原子力委員会の委員長は、首都圏の人たちを含む5000万人が避難しなければならなくなるというシナリオを首相に提出しましたが、このシナリオは今も生きています。
福島原発の敷地の中には、溶け落ちた核燃料や核分裂生成物(死の灰)、容器の傷ついた使用済み核燃料など、現在およそ800トンの核物質が、むき出しのまま存在しています。
福島原発事故で放出された放射性物質の量は、一説に70京ベクレルと言われていますが、今でもその約70倍の量の放射性物質が存在しているということを、原子力規制委員会が発表しています。
これらは、やや大きめの自然災害や、人為ミスによって、もしかしたら前回を上回るような、過酷事故を引き起こす危険をはらんでいます。
福島原発の状態を維持するために作業にあたっている人たちの消耗は極限に達しているようで、人為ミスが起こる可能性も高くなっています。
(参考:広島2人デモ第95回チラシ)
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140404.pdf

今、国が何をおいても取り組まなければならないのは、この福島原発の危険な状態に対処して第2苛酷事故を防ぐことですが、今、国は、この事態にまともに取り組もうとはしていません。
その一方で、新しく原発を再稼動させようとしています。

◇広島から一番近い伊方原発◇

広島から最も近い原発は、直線距離でわずか100kmのところにある伊方原発です。
この伊方原発が、今、原子力規制委員会が進めている規制基準適合性審査の第2グループに入っていて、このままではおそらく今年中に再稼動します。
原子力規制委員会が2012年12月に発表したシミュレーションによると、四国電力伊方原発が福島事故並みの事故を起こすと、100km離れた広島の被曝線量は、1週間で4ミリシーベルトです。
チェルノブイリ事故では、1年間の被曝線量が5ミリシーベルト以上になると、「強制移住」でした。
原子力規制委員会の原子力災害対策指針では、これは「一時移転」―要するに「避難」の対象となります。

◇人間は放射能に勝つことはできない◇

私たちは放射能と戦って勝つことはできません。
100キロという距離は、風速1メートルの風に乗って、放射能が約28時間で到着するという距離です。
28時間で人は、仕事をやめ、荷物をまとめ、別れの挨拶をし、移動先の衣食住を確保することはできません。
できることは、伊方原発を廃炉にするか、閉鎖することです。
放射能と戦う必要はないんです。

◇私たちには原発を止める力がある◇

多くの人は原発に反対ですが、原発を止める力が自分にはないとあきらめている方が多いと思います。
しかし、事実は、私たちひとりひとりに原発を止める力はあります。
原子力規制委員会の田中委員長は、ある記者会見で、「もし原発の地元の人たち、日本国民が原発に反対だと言うのであれば、原発を動かすことはできないだろう」と言っています。
最終的に、原発を動かすかどうか、再稼動を認めるかどうかは、原子力規制委員会や内閣や総理大臣が決められることでは、実は、ありません。

◇黙っていることは再稼動を認めること◇

原発事故は、起こる可能性があるということが前提です。
「もし福島並みの事故が起こったら、あななたち避難してください」と言われている状態です。
これに反対しないということは、「ああ、わかりました。避難してもいいですよ」と言ったことになるということです。
黙っていても、反対しなかったら、反対しなかったことによって賛成したことになり、その結果を引き受けさせられます。
皆様おひとりおひとりの問題です。よーく考えてみてください。
伊方原発再稼動反対の政治的意志表示は、いろいろな形ですることができます。

◆ツナさん
「人間は放射能に勝つことはできない」

先月、ちょっと大きな地震がありました。
怖かったですねえ。
わくわくした人もいるかもしれませんが、わくわくする前にちょっと知ってください。

あのとき、急いでテレビをつけた人ならその名前を聞いたはずです。「伊方原子力発電所」。

ここ広島県は比較的地震が少ないところですが、安芸灘と伊予灘、ここは地震の巣であります。
長いこと広島に住んでいる人なら、これはご存じのことだと思います。

瀬戸内海西部、安芸灘と伊予灘には、大きな地震の可能性があります。
ここ安芸灘と伊予灘をはさんで、ここからちょうど100キロメートルほど離れた所に、伊方原子力発電所があります。
そこは、私たちがすべてを失うのに十分な放射能の巣でもあります。

その放射能の巣、伊方原子力発電所ですが、残念ながら、苛酷事故を起こすことを約束されたようなものです。

アメリカで、伊方原子力発電所とほぼ同じ構造の原子力発電所が、事故を起こす可能性がきわめて高く、このまま運転していては危険だということで、廃炉が決定しました。
もうこの原子炉は使われることがありません。
なぜなら、壊れる可能性がきわめて高いからです。
壊れたら、そこに住む人の生命・財産・歴史、すべてが放射能により失われるからです。

私たちは、原子爆弾から復興した町を知っています。
ここは、戦争被害と加害、放射能差別、いろいろな問題を抱えながら大きくなりました。
とても尊い町ですね。

しかし私たちは、決して放射能に打ち勝ったわけではないということを忘れてはいけません。
私たちは放射能には勝てないんです。

原爆の子の像は、白血病で亡くなった佐々木禎子さんの死を後世に伝える像です。
佐々木さんは、原爆さえ落ちて来なければ、白血病になることはありませんでした。
忘れないでください。私たち広島市民は、誰一人放射能には打ち勝っていません。
放射能に打ち勝つことは、誰にもできないんです。

その放射能が、ここから100キロ離れた所にあります。
100キロなんて遠いと思うかもしれません。
ですが、風速1メートルの風に乗って、約28時間で到着です。

あなたは28時間で、仕事をやめ、荷物をまとめ、友人に別れの挨拶をし、移動先の衣食住を確保することができますか?
私にはできません。できないんです。

私にできることは、伊方原子力発電所を、廃炉か、閉鎖することです。
どうやってか?
そのためにはまず、意志表示をしましょう。
放射能なんかと戦わせるな。戦ったって勝てないんですから、戦わせるなと、意志表示してください。

佐々木禎子さんは、周囲の人の温かさで、幸せだったかもしれない、でも、あのとき彼女は死ぬ必要はなかった。
僕らも同じです。
今もこれからも、原子力発電のために死ぬ必要はないんです。
放射能と戦う必要はないんです。

原子力規制委員会は、「安全審査」なんてしていません。
あれは「規制基準適合性審査」と言います。
何に適合しているのか?再稼動の条件です。
その条件とは何か?
わかりやすく言えば、たとえ事故が起きても、とりあえず一定のことはできる施設であること。
事故を起こさないことではないんですね。
福島第一原発のような事故が起こることを、規制委員会は防げるわけじゃないんです。
だから伊方原子力発電所が事故を起こしても、彼らには、そのこと自体の責任はありません。
ただ起こるべくして起こった、結局、福島だってそうなっていますね。
そして私たちは、放射能と戦わなけばはいけない。

戦っても勝てませんが、そうなります。

要は理不尽なんです。
私たちは黙って理不尽を受け入れるのか。
私たちだけではありません。
私たちの子どもも、孫も、それと大切な人も、みな理不尽を被るようになります。

チェルノブイリ原子力発電所が爆発して、もうずいぶん経ちますが、あそこら辺には、木が腐らない森があるそうです。
枯れた木を分解する微生物が、いないんです。
放射能で、みんな死んでるんです。
枯れたままの木が横たわっているんです。
生命の循環すらないんです。

放射能は、そういうものなんですよ。
私たち生きているものとは、どうやっても相容れないものなんです。

放射能に反対しましょう。
このまま放射能を放っておいてはいけません。
伊方原発を放っておいてはいけません。
ここから100キロメートルの所にあります。
伊方原子力発電所。私たちが止めなきゃいけないんです。

青森県にある大間原子力発電所。
ここは、函館市が、建設差し止めの裁判を起こしました。
海を挟んでいようとも、危ないからです。

のんきにしている場合じゃないんですよ。
無粋なことを言いますが、のんきにしている場合じゃないんです。
事故を起こせば、私たちもすべてを失います。

どうか、ここから100キロメートル、四国電力の伊方原子力発電所、
ここの再稼動に、なんとしても、なんとしても止めなきゃいけません。
どうか意志表示をお願いします。

===

「広島市議会に伊方原発3号機再稼動反対決議を求める」請願活動は、現在も継続中です。
現在、広島市在住の方の請願署名数は、2170筆です。
広島市在住の皆様、ぜひご共同請願人になってください!

広島市民の生存権を守るために伊方原発再稼働に反対する1万人委員会
http://hiroshima-net.org/yui/1man/

第41回伊方原発再稼働をとめよう!デモ4月12日

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みなさま

毎月2回、伊方デモのお知らせです。

第41回伊方原発再稼働を止めよう!
4月12日(土曜日)15時~16時
平和公園元安橋 東詰め(花時計前)出発
本通り~金座街往復

▽第41回チラシ
http://hiroshima-net.org/yui/pdf/20140412.pdf

是非ご参加ください。

<次回のお知らせ>
第42回伊方原発再稼働を止めよう!
4月26日(土曜日)15時~16時
平和公園元安橋 東詰め(花時計前)出発
本通り~金座街往復

なおこの日はチェルノブイリ・デーです。
チェルノブイリ原発が事故を起こしてから28年目になります。

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